「中国天文年歴」によると、北京時間9月22日午後9時31分、二十四節気の16番目「秋分」を迎える。秋の節気は6つあり「秋分」は4番目。「秋分」を迎えると、秋が半分過ぎたことになる。この頃になると、昼夜の長さがほぼ均等となり、寒暖もほどよい季節となる。「春分」を過ぎると、昼が長くなって、夜が短くなり、気温が上がっていくのに対して、「秋分」を過ぎると、昼が短くなって、夜が長くなり、日に日に気温が下がっていく。
「秋分」を過ぎると、寒気が日に日に活発化し、気温の低下が著しくなっていく。そして、夜間の気温が日を追うごとに低くなり、雨が降るたびに寒くなっていく季節となる。この時期、ガンやツバメなどの渡り鳥が群れを成して中国の北方地方から江南地方へと移動する。
春に撒いた一粒の種が、秋にはたくさんの実を結ぶ。2018年から、中国は「秋分」を「中国農民豊作節」に定めている。
|