世界経済フォーラム(WEF)は12月14日、「ライトハウス工場」の最新リストを発表した。製造業の21ヶ所のライトハウス工場と4ヶ所のサステナビリティライトハウス工場が追加された。
この25ヶ所の新たなライトハウス工場はそれぞれ中国、ドイツ、インド、サウジアラビア、韓国、タイ、トルコ、米国の8ヶ国にある。うち中国は12ヶ所で、リチウムイオン電池製造、鋼材、建材、電気自動車、家電、太陽光モジュール、光ファイバー?光通信、医療?ヘルスケアなどの分野をカバーしている。うち寧徳時代溧陽工場、広汽埃安広州工場、隆基緑能嘉興工場の新エネルギー関連の3工場が新たにライトハウス工場として認定された。これは中国の新エネルギー分野で推進中の工場のグリーン化?スマート化トランスフォーメーションを反映しており、また中国のスマート製造の展開及び能力も示している。
ライトハウス工場は「世界最先端の工場」と称えられている。世界経済フォーラムとマッキンゼーが共同で選出し、世界のスマート製造及びデジタル化の最高水準を代表するものだ。2018年の初の選出から現在までで世界のライトハウス工場は153ヶ所に達している。中国は計62ヶ所で世界一をキープ。
車載電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)の溧陽工場(「江蘇時代」という)が新たに認定され、寧徳工場(福建省)、宜賓工場(四川省)に続く3番目の「ライトハウス」になった。現在、世界のリチウムイオン電池産業で3ケ所しかない「ライトハウス」は、いずれも同社の工場だ。
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