このほど、鐘楼区長江中路の広景山庄小区(居住コミュニティ)近くの交差点には奇妙な横断歩道が現れている。横断歩道が交錯して2つのエリアに分かれて、「向右看(右側を確認)」、グラウンドライト、減速帯などの標識がある。
中国でも横断歩道の前で停車し、歩行者を優先させるというマナーを守る意識が高まりをみせるようにはなっているものの、横断歩道付近で起きる交通事故を避けることは難しく、特に電動自転車が突然飛び出してくるといったケースが多い。
歩行者や軽車両(自転車など原則として原動機を持たない車両)が、「Z」字型の横断歩道を渡る場合、遠回りをしなければならないものの、それによりスピードが落ちる。これにより歩行者や軽車両が車道に入るまでの時間を少しでも伸ばすのがその目的で、こうすることで、自動車には、道を渡る歩行者や軽車両に気づくための十分な時間的、空間的余裕を与えるとともに、停車させて歩行者を優先させるための十分なゆとりも生み出すことができる。
階段式停止線とは、横断歩道の左側から自動車の停止位置を車線ごとに後方へ階段状にずらしていくタイプの停止線を指す。こうすることで、自動車の視野を広げることができ、効果的に死角を減らすことができるほか、自動車は安全な距離を維持して、歩行者を発見してから停車するまでの時間を増やすことができ、飛び出し問題を解決できると期待されている。
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