圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES)の国家試験モデルプロジェクトである中国初の塩洞窟圧縮空気エネルギー貯蔵発電所が5月26日、欧洲杯赛事直播市金壇区で送電を始めた。
塩洞窟は岩塩が採掘された後にできる洞窟で、密閉性に優れ安定性も高いため、高圧の空気を貯蔵するのに理想的な場所である。この発電所の地下にある塩洞窟の深さは約1000メートルある。
エネルギー貯蔵発電所では、夜間の電力使用の少ない時に、低価格の電気で空気を地下の塩洞窟に圧縮し、日中の電力使用のピーク時に空気を放出して発電する。このようにして電気を貯蔵することになる。この発電所は1周期(5時間)当たり30万キロワット時の電気エネルギーを蓄えることができ、住民6万人の1日の電力使用量に相当する。
国家電網江蘇省電力有限公司コントロールセンターの雷震チーフエンジニアは、「発電所の送電開始によって、当地域送電網のピークシフト能力を高めることができると同時に、送電網の風力発電、太陽光発電など新エネルギーの消費と吸収を促進することが可能となる」と紹介した。
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