5色の輪の形をした花火が東京の夜空に舞い上がり、5年もの長い待ち時間を経た今、世界中のアスリートたちが再び一堂に会することができた。現地時間の7月23日夜、第32回オリンピック競技大会が日本・東京の新国立競技場(オリンピックスタジアム)で開幕した。
今回は現代五輪史上で初めて延期された大会となった。新型コロナウイルス感染症の影響により、もともと2020年に予定されていたのが、2021年7月23日-8月8日に延期された。五輪という大家族全体がかつてない挑戦に直面し、たゆまぬ努力を続けた末に、ついに予定通りに聖火を聖火台に点火することができた。
選手団の入場では、中国は110番目に入場した。女子バレーボールの朱婷選手と男子テコンドーの趙帥選手が中国国旗(五星紅旗)をともに掲げ、選手団の先頭を歩いて入場した。中国は今回、777人からなる代表団を派遣し、うち選手は431人で、自国以外で参加した五輪の代表団としては過去最大規模になる。選手の平均年齢は25.4歳、30競技225種目に出場し、自国以外で出場する種目が最も多い五輪になった。中国代表団の全体目標はスポーツの成績と精神文明でともに大きな収穫を上げることだ。
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